ミラノ出張旅日記
- Yuusei Ueki
- 3 日前
- 読了時間: 3分
先日、イタリア・ミラノを訪れる機会がありました。ヨーロッパでも指折りのファッションと文化の中心地として知られるこの街は、歩くだけで歴史と芸術の息づかいを感じられ、滞在中は終始心が躍る時間となりました。
ディズニーランドの原点ともいわれるガレリアを散策
まず足を運んだのは、ミラノを代表する観光名所「ガレリア・ヴィットリオ・エマヌエーレ2世」。ガラスのアーケードと壮麗な装飾が美しく、まるで映画のワンシーンに入り込んだような気分になれます。
ここは、ウォルト・ディズニーがディズニーランドの設計を考える際に大きな影響を受けた場所と言われています。アーチのラインや通路のつくり、光の差し込み方など、どこを切り取っても絵になる景観に、世界中の人々が惹かれる理由を改めて実感しました。
歴史的建築物でありながら、今なお街の人々に愛される“生きた文化遺産”としての魅力を感じるひとときでした。

プラダ本店で体験した、ミラノならではの特別感

ミラノといえば、やはりファッションの本場。せっかくの機会に、ガレリア内にあるプラダ本店にも立ち寄りました。
本店ならではの落ち着いた接客や、ブランドの歴史を感じる重厚な空気に触れながら買い物を楽しむことができました。アイテムひとつひとつにストーリーがあり、店内に入った瞬間から“本物に触れる”という特別な体験ができるのは、ミラノならではの魅力だと感じます。
ミラノの象徴・ドゥオモで感じた圧倒的なスケール
ミラノ滞在中、街の中心にそびえ立つ「ドゥオモ」にも足を運びました。
長い歴史の中で幾度となく増改築を重ねて完成したこの大聖堂は、外観を目にした瞬間に思わず息をのむほどの壮大さです。白い大理石が太陽の光を受けてきらめき、繊細な彫刻が建物全体を包み込むように施されていて、ひとつの芸術作品としての存在感を放っています。
内部に入ると、天井高く伸びる柱やステンドグラスが静かに迎えてくれ、外の賑やかさとは対照的な厳粛で落ち着いた空気が広がっていました。
光が差し込む角度によって色彩が変わるステンドグラスを眺めていると、時の流れがゆっくりとほどけていくような不思議な感覚に包まれます。
また、屋上テラスにも登ることができ、そこからはミラノの街並みを見渡す絶景が広がります。屋根の上に無数に並ぶ尖塔を間近で見ると、建築に込められた職人の技術と情熱が伝わってきて、あらためて「700年かけて造られた大聖堂」と呼ばれる理由を実感しました。
ドゥオモは、ミラノの歴史と精神の象徴ともいえる場所。訪れるたびに新しい発見があり、今回の旅でも特に深い印象に残る体験となりました。

旅を通して感じたこと
今回のミラノ旅行は、歴史ある街並みと洗練されたラグジュアリーブランドが共存する独特の雰囲気に、心から魅了された旅でした。
文化と美しさが調和した街で過ごした時間は、日々の仕事にも良い刺激を与えてくれる貴重な経験となりました。
















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